IBT受験のメリット・デメリットと留意点【体験談】

東京商工会議所のカラーコーディネーター検定スタンダードを受けてきました。

IBTで受験されたことはありますか? 私は、今回初めてIBT(Internet Based Testing)受験を経験しました。
自宅で受験できるのであれば楽かな……と思い、IBTで受験してみたのですが予想以上にバタバタしてしまったんです。

そこで今回の記事では体験談をふまえて、IBT受験のメリット・デメリットと留意点について書いてみます。失敗談も交えて書いておりますので、お読みいただければ幸いです。

この記事は次のような方に向いています。

  • IBT受験がどのようなものか知りたい
  • IBTを受験するために、どんなことが必要なのかわからない
  • IBTで受験しようか迷っている
  • IBTで受験する予定だけど、ちょっと不安
  • CBTとの違いを知りたい

それでは本題に入ります。

IBTとは何?

IBTとは、従来のペーパー試験とは異なり、インターネットを通じて自分のPCで試験を受けられるシステムです。

IBT公式サイトはこちら。
https://cbt-s.com/service/ibt.html

IBTの他に、全国にあるテストセンターへ足を運び、テストセンターのPCを使って受験できるCBT(Conputer Based Testing)と呼ばれるシステムもあります。

私は同時期にカラーコーディネーター検定アドバンスも受験しており、そちらはCBTでの受験でした。そのためCBTとIBTを比較しながら解説いたします。

IBT受験の流れは?

IBT受験の大まかな流れは次のとおりです。
(カラーコーディネーター検定の場合)

申込まで

試験当日まで

  • 受験環境の整備
    (回線やPCの他、部屋も整える必要があります)

試験当日

  • 試験時間になったら受験用のURLへアクセス
  • 身分証・受験環境の確認
  • 試験開始
    (開始ボタンをクリックすると試験と制限時間のカウントが開始)
  • 試験終了
    (終了ボタンをクリックもしくは制限時間満了で終了)

IBTのメリット

IBTのメリット(IBT独自)

IBTで受験するメリットは次のとおりです。

  • 移動時間や交通費がかからない
  • 待ち時間がほぼ0のため、時間を有効に使える
  • 周囲に人がいないので集中しやすい

IBTでは自宅でも受験できるため、交通費や移動時間がかかりません。時間に余裕を持って会場に向かう必要もないため、待ち時間も発生せず時間を有効に使えます。

試験中も周囲に人がいないため、消しゴムを使う際の振動や動作音など他の受験生から受ける影響を気にしなくて済むメリットもありました。

IBTのメリット(IBT・CBT共通)

CBT・IBT共通のメリットは次のとおりです。

  • 受験日時の選択肢が多い
  • その場ですぐに結果が分かる

ペーパー試験のように特定の日を指定されるのではなく、平日土日問わずさまざまな時間帯から選んで受験できます。

試験終了後、その場ですぐに合否と得点が表示されました。PCならではの長所です。合格がその場で分かれば帰りの足取りが軽く、不合格の場合でも次の行動に移しやすいですね。

IBT受験のデメリット

IBT受験のデメリット(IBT独自)

CBT・IBT共通のデメリットは次のとおりです。

  • 受験環境を整えるのが意外と大変

受験環境を整える大変さについては留意点で説明します。

IBT受験のデメリット(IBT・CBT共通)

  • すべての問題を解き終えたことが分かりにくかった
  • 試験問題を持ち帰れない

すべての問題を解き終えたことが分かりにくかった理由は、各設問ごとに「次の問題」を押して進んでいたところ、突然「次の問題」がグレーになり、最終問題のような表示もなかったからでした。

最終問題まで到達したことに気づかず「次に進めない……!」と焦ってしまいました。

ただし、このような困った際も試験官の方を呼び出す機能があり、問題に関すること以外は相談できますのでその点はご安心ください(IBTは画面、CBTは机に呼び出しボタンがありました)。

呼び出しボタンを押して試験官に相談したところ、「問題一覧」ボタンから全問解き終えたかどうか確認でき、問題なければ試験終了ボタンをクリックして終了できると教えていただきました。

試験によって異なりそうな点

私は過去にOracle MasterやMOSなどさまざまな試験をCBTで受けているのですが、試験によって細かい点が異なりました。

中には、前の問題に戻れないものや問題ごとに制限時間があるものもあります。
IBTでもそのような試験があると思われますので、受験案内をよく読んでおくのが一番ですね。

IBTのメリット・デメリットまとめ

IBTのメリット・デメリットをまとめると次のとおりです。

メリットデメリット
IBT独自・移動時間や交通費がかからない
・待ち時間がほぼ0のため、時間を有効に使える
・周囲に人がいないので集中しやすい
・受験環境を用意するのが大変
IBT・CBT共通・受験日時の選択肢が多い
・その場ですぐに結果が分かる
・すべての問題を解き終えたことが分かりにくい
・試験問題を持ち帰れない
IBTのメリット・デメリットまとめ

IBT受験の留意点

IBT受験の留意点一覧

IBT受験の留意点は次のとおりです。

  1. 自分で受験環境を整える必要がある
  2. 受験に必要なものを手元に揃えておく
  3. 試験中、うっかり試験終了ボタンを押すと強制終了

試験によって異なったり、今後変更になったりする可能性がありますので受験案内もご確認ください。

1. 自分で受験環境を整える必要がある

受験環境を整えるために必要なものは主に次のとおりでした。

  • 部屋を受験用に整える
  • 受験可能なPC、webカメラを用意する
  • 安定したインターネット回線を用意する

それぞれの項目について説明いたします。

部屋を受験用に整える

受験場所は、次の条件を満たす必要があります。これが意外と大変でした。

  • 机に余計なものを置かない
  • 四方が閉鎖された空間であること(ドアは閉めておく。受験中にドアが開かないようにする)
  • 受験中に受験者以外の音声が入らないようにする
  • 試験官に部屋を360度見られてもよいようにする

この中で大変なのは、最後の「部屋を360度見られてもよいようにする」ではないでしょうか。

受験環境を満たしているかどうか証明するため、試験当日はカメラを使って試験官に部屋を360度見せなくてはいけません。自宅で受験できると思うと気が緩みがちですが、きっちりチェックされます。

私の場合、寝具は見せたくないなど諸々考えた結果、洗面所を選び、洗濯機の上にPCを置いて受験しました。椅子を用意し忘れたため、1時間ほど立ったままで少しきつかったです。

小さなお子様などがいらっしゃる方は「受験者以外の音声が入らないようにする」も大変かと思います。

受験中、部屋に誰かが入ってきたり、音声が入らないようにしたりするのが大変なのではないでしょうか。そのあたりも考慮されて受験できるようになるとよいですね。

ちなみに、私は自宅に一人でいる際に受験したため大きな問題はありませんでしたが、到着予定だった宅配便の荷物を試験以外の時間帯に指定しておきました。

受験可能なPC、webカメラを用意する

カラーコーディネーター検定の必要な機器は次のリンク先に書かれています。
https://kentei.tokyo-cci.or.jp/color/exam-info/ibt.html

スマホやタブレットでは受験できません。

それほど高性能なPCを用意する必要はありませんが、受験環境や試験中の様子を確認するためにカメラを使いますので、動画に耐えられるPCは必要です。

また、PCに付箋がついていないことをチェックされますので、外しておくとスムーズに受験できます。

pcに内部カメラやスピーカーがついていない場合は、外部のwebカメラやスピーカーも必要です。

私は昨年、カメラ付きのPCに買い換えるまではロジクールの270nというwebカメラを使っていました。高画質ではありませんが、web会議などには十分です。

不正防止のため、イヤホンは使用できません

インターネット回線

カラーコーディネーター検定のサイトによると、上り下りともに2Mps以上の速度と書かれています。

先ほどのExcertのサイトで動作確認できますが、回線トラブルが心配な方はCBTの方がよさそうです。
私も回線トラブルは不安だったため、カラーコーディネーターのアドバンスはCBTで受験しました。

2. 受験に必要なものを手元に揃えておく

次のような受験に必要なものを手元に揃えておくことも気を付けたいところです。

  • 身分証明書
  • 鏡もしくはスマホ
  • その他、受験に必要なもの(カラーコーディネーター検定の場合はカラーチャート)

本人確認の身分証明書が必要な点は特に説明は不要だと思います。

PCに付箋が貼られていたり、書き込みなどがされたりしていないか確認するために、鏡を使ってPCを写すか、スマホでPCを撮影して送る必要があります。

スマホの場合、写真を送信する手間が増えると思い、私は鏡を使いました。

その他の受験に必要なものは、カラーコーディネーター検定であればカラーチャート、簿記であれば電卓などですね。

試験開始後、カラーチャートが手元にないことに気づきましたが、試験中は席を外せないため諦めて試験を続行しました。そのような方はあまりいないかもしれませんが、参考になれば幸いです。

3. うっかり「試験終了」ボタンをクリックすると強制終了

「試験終了」ボタンをクリックすると、制限時間を待たなくても試験を終了できるのですが、うっかり押してしまうと、試験に戻ることはできず強制的に終了してしまいます。

試験で頭が朦朧としていると、うっかり押してしまいそうで冷や冷やしながら受験していました。

CBTとIBTのどちらがよい?

IBTはメリットだらけですが、受験環境の用意や回線トラブルを考えると、私にとってはCBTの方が気が楽でした。

そのような不安がなければ、IBTの方が楽だと思います。

まとめ

IBT(Internet Based Testing)について解説いたしました。

IBTとは、インターネットを通じて自分のPCで試験を受けられるシステムです。

受験環境を用意するのが大変なため、私はCBTの方が楽だと感じましたが苦にならないようであればIBTの方が楽だと思います。